江戸時代後期 古伊万里 染付蛸唐草文蓋茶碗 五客

古伊万里

17世紀有田肥前国の地にて日本での磁器生産が始まる。 豊臣秀吉の朝鮮出兵へ参加した鍋島直茂が多くの朝鮮陶工らを招来、有田泉山で陶石を発見し窯場は発達、初期伊万里から古九谷様式、鍋島様式、柿右衛門様式と変化し栄華繁栄の隆盛を見せ、ヨーロッパ諸国の王侯貴族らをも魅了し世界的なコレクターをも生み出すほどの発展を遂げるアンティークの大きな一ジャンルであります。

緻密な筆致で描き上げられた、伊万里の特徴的な蛸唐草模様が美しい御品です。線で描かれておりますが余白が狭く丹念に書き込まれている様子が窺えます。発色も強く、印象的な景色です。内は縁に四方襷模様、白の余白をとり二重圏線とおおらかな筆致の丸模様があり、外景色とはまた違った趣を魅せています。
どうぞ古伊万里の魅力を充分にご堪能ください。

【状態】
時代経年により汚れ、擦れ傷あり。1客は高台に小ホツがあります。 時代造りの粗、見込み他、釉薬の透き間や高台削げ等ありますので御了承下さい。

【サイズ】
幅 : 約 12cm(蓋は11.1cm)　　口高さ : 約 5.9cm

【重量】