尺時計とは日本独自江戸時代の不定時法という特別な時間に合わせ作られた時計。最も普及した時計でありますが当時は大変高価であったものとされます。
季節により変化する日の出・日の入りに合わせ文字盤の駒を移動させるように出来ており、本品の文字盤は上より「建・五・四・九・八・七・六・五・四・九・八・七・六」、後面に細い棒がでています。これが重錘が下がり時計内の機構にあたると時打ちを行うようです。出品時の現状において機械も可動する良い状態です。伝世する中で細かにメンテナンスをし丁寧に伝えられている様子が窺がえます貴重な一品。


【状態】
機械部枠・針の取り付け部等に直し（接着剤跡）、側面の透かし布地に少し剥がれがありますが他、出品時の現状ではゼンマイも巻け、可動いたします最良の状態です。（時代経年に擦れ・くすみと時差・日差は不明ですので御了承下さい。）
※可動状況等は出品時のものです。精密機械でありますので経年により変化が考えられますことは御了承下さい。


【サイズ】
全長:約46.5cm　　幅:約6.8cm×6.5cm