江戸時代後期 真鍮毛彫草花文円天符割駒式不定時法文字盤尺時計 全長40cm

尺時計とは日本独自江戸時代の不定時法という特別な時間に合わせ作られた時計。最も普及した時計でありますが当時は大変高価であったものとされます。
季節により変化する日の出・日の入りに合わせ文字盤の駒を移動させるように出来ており、本品の文字盤は上より「九・八・七・六・五・四・九・八・七・六・五・四・建」の13駒。
ヒゲゼンマイの円天符で糸で吊られた錘が下がることで動作しますので巻き上げ鍵が側下の引き出しに収納されています。機械部の前面ガラスを上に上げ取り外し巻くことができます。
出品時の現状においては機械の可動も確認できております。

【状態】
時代経年による擦れ傷・錆び、くすみ、錘糸の差し替えあり。機械部枠ガラスに欠け、ヒビあり。出品時の現状ではゼンマイも巻け（錘をもちあげる）、可動いたします。他目立つ傷み等は見られませんが、時代物ですので直しの手等は御了承下さい。（時差・日差は測り方わからず不明ですので御了承下さい。）
※可動状況等は出品時のものです。精密機械でありますので経年により変化が考えられますことは御了承下さい。


【サイズ】
全長 : 約 40cm　　幅 : 約 5.8cm × 5.6cm