【大倉陶園】1919年、大倉孫兵衛により創業、硬質磁器・高級洋食器の取り扱いを手掛ける。 1943年には東久邇成子御成婚の食器調達を賜る。1959年皇太子御成婚時にも食器献納を行い皇室御用達となり、 迎賓館や国賓の来日の際でも用いられる高級ブランド。 セーブルのブルー、オークラのホワイトと称され世界に名を馳せています。

気品溢れる器形をもつ花瓶であり、最高峰の写実描写で絵画のように紡がれた絵付けがなされています。美しい白磁の肌、頚・肩周りには桜の花が咲き、褐色の葉という枯れた趣きの花木が描かれ、その後ろより長い尾をもった雉がのぞいています。元々彩り豊かな鳥でありますので、複雑な色の細部まで表現し、主役となっています。足元には笹葉の柔らかな緑色で包まれた逸品です。
見事な手描き作品ですので飾り瓶として製作されていると思われ、唐木台の付属があり、共箱もそれを収納できる形となり仕立てられた御品です。
【状態】
経年使用により軽い汚れや擦れはありますが傷みは見られません。台は擦れ傷、箱は焼け染み等の経年あり。


【サイズ】
幅 : 約 18cm　　高さ : 約31.5cm


[重量]