大正時代から昭和初期 型押硝子吹付彩色 金魚(鯉)藻魚外絵付 提灯形電笠

ガラス製のシェード、電笠と思われますが、提灯を模しており珍しい御品です。
内はつるつるとしておりますが、表面フロストガラスのようにザラツキがあり、提灯の骨組み的な文様が型押しされ凹凸のある形で淡く表現されています。

上部は緑、下部は青と塗りわけがされており、吹き付けによる彩色のようで細かな斑点が表面に浮いています。更に風情のある藻魚が外絵付けとして描かれており、こちらは手彩色もいくらか感じられる雰囲気のある絵柄となっております。

このように魅力のあるアイテムですので、シェードのみであっても箱に保管されていたようで、吊り金具などは付属しておりませんので御了承下さい。
また装飾としてお考えとなる方もいらっしゃるやも知れませんが、底（下）部は装飾金具があったのではと予想され、現状のままでは不安定です。
なにか固定する台が必要かと思われます。
本商品はガラスシェードと収納箱のみですのでご注意下さい。

【状態】
時代経年による汚れ、擦れ傷、絵の剥げ、口縁欠けあり。シェードは内気泡やシワ等の時代製作痕が見られます。
シェード（笠）のみですので御注意ください。
また、花瓶のような形をしておりますが、提灯でいう所の重化のような装飾があったと考えられ、底は現状で安定性がありません。


【サイズ】
シェード 幅 : 約 22cm　　高さ : 約 27.5cm　　口径 : 約 9.3cm


【重量】