明治時代 江戸ガラス絵 びいどろ絵 役者絵 30cm×20.4cm

ガラス絵

ヨーロッパを起源とし、貿易により中近東・アジア圏へも拡大、江戸時代の末期にオランダや中国との交易が盛んであった日本へも長崎より伝わり広まった。司馬江漢や葛飾北斎が興味を示し、古くからのガラス絵は明治時代の頃まで盛んであったといわれます。現在では作家性溢れる作品が創作表現の一つとして定着しています。

本作、一目みて考えますのが浮世絵です。このような役者絵は明治の頃によく描かれたようで木版とはまた違った味わいが見られます。人物を窓内に描き、周囲に文様を描いていることからも、装飾性を高めた飾り絵であり額に納めらられていたと思われます。紙が裏打ちされており「此の紙をひどくこするな」と注意書きが残っています。紙は剥がしますと絵具も禿げてしまいますのでそのままとしております。

【状態】
経年による汚れ、擦れ傷、縁欠け、絵具剥げあり。 裏打ちされており、一部破れがあります。


【サイズ】
幅 : 約 30cm × 20.4cm
厚みは3mm


【重量】