安藤七宝店 銅胎有線七宝 アール・デコ変形皿 オードブル・パーティー皿 7Pセット

安藤七宝店

明治13年（1880）、村田屋重兵衛により尾張七宝の雄として創業。 宮内省御用達となりパリ万国博覧会での金牌受賞等いくつもの万博において優秀な成績を残す。 大正天皇御料車の欄間製作、裕仁親王の結婚記念の際には太鼓型時計を製作するなど皇室献上の栄えに賜る。 鎚起・双胎等の七宝創作にもつとめ七宝焼が無形文化財に選定された立役者といっても過言ではない尾張七宝の老舗です。

大変面白い珍しい御品です。別注品であるのか、専用収納抽斗に収納されています。大きな盛皿が1枚に小皿が6枚で構成されたオードブル・パーティー・プレート・セットといったものと思われます。しっかりとした仕立てでありますので良家の食卓を飾ったセットであったのやもしれません。
デザインが秀逸であり、沢瀉や千鳥を思わせる斬新な器形、見込みの有線による葉模様もアール・デコ時代の流行を窺わせるような不思議な魅力をもつデザインとなっています。
銅胎に白地、縁は銀色ですが銀の刻印等は見られません。高台内には安藤七宝店マークが有線で入れられています。

【状態】
時代経年による擦れ、縁小あたり等はあるが大きな傷みはありません。収納抽斗は後板が紛失しており大きく傷んでおりますが抽斗は使用できます。


【サイズ】
小 : 幅 約 19.5cm × 16.5cm 高 3.9cm
大 : 幅 約 31cm × 29.5cm 高 6.5cm
収納抽斗 : 幅 約 40.5cm × 36.5cm 高 31cm


[重量]