仰洲際端銘 高肉彫芙蓉叺具革莨入 / 古真銘 祝鯛金具螺鈿蒔絵榊盥竹編煙管筒

時代の感じられる腰差しの莨入。莨入は素朴な革製ですが前金具に肉感的な芙蓉の金工細工が装飾されています。際端には【仰洲】の刻銘が見られ、時代金工の見事な技となる御品です。
筒は竹の多種網模様を幾何学的文様として並べ、塗りわけされた地に躍動感ある鯉の金具、螺鈿蒔絵による盥桶の祝い鯛を意匠とした縁起文様が華やかな御品です。後端をみると【古真】といった蒔絵銘が見られ、こちらも時代名工の秀作となっております。
【状態】
経年使用による汚れ、擦れ傷、錆びくすみ、あたりあり。莨入の革は経年により破れが生じています。筒もひびや編みの欠け、蒔絵の剥げ、虫喰いなどに傷みあり。


【サイズ】
筒 : 全長 約 20.5cm
莨入 : 幅 約 12.8cm × 7.7cm


[重量]