20世紀 エインズレイ/Aynsley カップ・ソーサー6P Philip Hanson Abbotシルバー・ピアッシング・ホルダー ティースプーン

エインズレイAynsley

1775年イギリス、ストーク・オン・トレントにジョン・エインズレイが創業。1896年ヴィクトリア女王在位60周年記念にてプレート、カップ・ソーサーを製作。メリー女王御用達のチューリップ・シェイプ・デザインの開発、1947年エリザベス王妃・フィリップ王子御成婚正餐用食器一式（エリザベス・シリーズ）の製作、1981年ウェールズ大公・ダイアナ元妃贈呈品製作、2010年ウィリアム王子、ケイト・ミドルトン婚約にちなみロイヤル・コレクションの発表など、皇族・貴族らを魅了し多くの愛好家たちに愛され続けています名窯。

エインズレイのカップ・ソーサーのバックスタンプは1905-1925年頃のものとされるスタンプ。
【Philip Hanson Abbot】によるシルバー細工のカップホルダーはバーミンガムの1925年か1945年（ホールマークの大文字・小文字が判別つかず）、同じく柄頭に木製のコーヒー豆装飾がついたシルバースプーンはロンドンの1913年となっており、年代が離れていますが、一つのティーセットとして形が成されています特別品です。
ピンク色の愛らしいアイテムですが、金彩やハンドペイントによるバラをメインとした小花の蔓草模様、銀細工を駆使したカップホルダーと格調ある様式で意匠されています。バックスタンプの他、「982 L H 」サインも確認できます。
マーク/ロゴはありませんが専用収納ボックスに納められており、ティータイムを優雅に演出します調度品の一つであったと考えられます秀でた西洋美術に触れられるアイテムとなっています。
【状態】
経年使用により汚れ、擦れ傷、金彩釉薬掠れ、あたりあり。ソーサー2枚の縁に小ホツ、ニュウあり。他、ソーサー1枚に小ホツ・ニュウ（縁と高台の形にひび）あり。更に1枚高台に削りあり。
ホルダー透かし細工の緻密な繋ぎ部に一部切れ間があるが、本来繋がっていたのかは経年により確認できません。ソーサーの1客にバックスタンプがありませんが、時代作りのエラーと考えられます。また若干アマテが見られるものがございますので御了承ください。ボックスは表面に破れ等の経年傷みがありますが収納保管に使用可能です。


【サイズ】
カップ 幅 : 約 6.5cm × 5.2cm × 高6cm(ホルダー装着)
ソーサー 直径 ： 約 12cm　　高さ 約 1.8cm
スプーン 全長 : 約 9.8cm


[重量]