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明治時代から大正時代 黒塗高蒔絵山水楼閣人物画内総梨子地提箪笥
製造元 : 日本 |
価格 : 450,000円(税込) |
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JAPAN
用途として身の回りの小物や書類、筆記具を携行するためなどに用いられたのであろうと考えられる小さな提箪笥です。
華美な蒔絵装飾は画の岩を隆起させ肉感的に描かれています。
底面は梨子地仕上げであるが、4つの側面・天面にはそれぞれに違った景色が入り上品な佇まいを魅せています。
金具は上部の提げ手、扉金具には魚々子地に唐草模様の金工細工で雅である。扉手は左右にスライドさせることで掛け具が出入りします。
内には5つの抽斗が仕込まれており前面には菊唐草蒔絵が施されて引き手にも菊花を坐とした環が用いられています。また内面全てに梨子地を施しており、全面に漆芸の素晴らしさが窺える見事な逸品となっています。
護り箱付き。
[状態]
経年使用による汚れ、擦れ、あたり、傷あり。引き出しの側面の塗り色に違い、金具の取り付け鋲が一部新し目の輝きをしているので直し等が施されている可能性が窺えますが、現状で大きな問題はありません。
[商品サイズ]
幅 : 約 11cm × 6.7cm × 高さ7.8cm(金具含めず)
※寸法・重量につきましては組物の固体差ならびに多少の誤差は御理解願います。