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明治時代頃 光正作 花押銘 金製蝶目貫(8.55g) 鉄地象嵌牡丹蝶文小箱 皿付
日本
時代金工の作と考えられます黒錆び地に金象嵌を施した小箱、銘は「光正」。金工師の花押も添えられています。その技法は肥後象嵌のようにも思われ、重厚な黒の質感に金の輝きが大変よく映えた御品です。大きな牡丹に蝶が舞う様子は赤銅を用い、背景の黒錆とは一味違った風合いを魅せ意匠されています。側面に視線を移すと蝶の他にトンボも描かれ、秋草がの景色が広がります。内は石目鍍金と豪華絢爛な明るい表情です。
底部には銘の他、「蝶金目貫 弐匁弐分八厘」の短冊銘が添えられております。天面には貼られた蝶の細工がありますが、こちらを示しており金製の金具は8.55g(表記をg換算した数値)の重量を有していることが確認できます。時代物でありますので金純度は表記がございませんので御了承下さい。
小箱には受け皿が付属。こちらには素朴な桜の花弁が散らされ趣き深く仕上げられておりますのでどうぞよろしく御願い致します。
【状態】
経年使用による擦れ傷、錆びあり。内の角部に白い付着物(錆びの一部と思われます)あり。
付属箱にひびあり。
【サイズ】
小箱 : 幅 約 12.4cm × 9.5cm × 5.5cm
皿 : 幅 約 17cm × 14cm × 1cm
[重量]
総重量 : 約 733g (金目貫8.55g表記)