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帝室技芸員 初代諏訪蘇山作 青磁袴腰香炉 竹影堂榮真作 純銀雲透し彫火舎添 共箱付
製造元 : 日本 |
価格 : 1,250,000円(税込) |
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【諏訪蘇山】(1851-1922)
加賀藩士の家に生まれる。洋式武学校・壮猶館に学び教授役をつとめた。
任田徳継次に陶画を学び、石川県勧業試験場製陶助手になった後、九谷陶器会社、金沢工業学校にて後進の育成につとめるが
大病を患い休養。見事に蘇生を果たしたことで「蘇山」と号する。
七官青磁・白磁・白高麗・交趾釉・漆黒釉と研究を重ね様々な青磁作品を発表。
京都で錦光山宗兵衛窯に勤めるが独立し京都に窯を開く。
朝鮮の李王家より高麗古窯調査を嘱託され再興を果たし、1917年には帝室技芸員を拝命した青磁の名工です。
【竹影堂榮真】
江戸寛政時代から続く京錺職。
四代竹次郎の時に精緻極まる美術工芸品を製作するようになり、フランスやドイツでも作品を発表し高い評価を得る。
有栖川宮殿下の御用命、御寵遇を受け「(初代)竹影堂榮真」の号を賜る。
現在は七代佳永が四世竹影堂榮真を襲名し、Youtubeチャンネルを開設する等、現代的に製作を行っています。
蘇山の得意手である青磁袴腰三足香炉。洗練された端正な姿に整った落ち着いた発色を魅せる美しい青磁釉と絶妙です。底部に「蘇山」印銘あり。
又、添えられた火舎は共箱蓋見返しにも書き記されており「純銀雲ノ透彫補火舎 竹影堂榮真」とあります。火舎自体にも「竹影堂造」の刻銘が確認できます。
時代の名工による合作となった大変貴重な秀逸作であります。
【状態】
香炉(火舎)は経年・使用の痕はありますが傷みはありません。共箱は焼け・染みに蓋に少し反りがでておりますが収納保管に問題はありません。
【サイズ】
高さ(火舎は含めず) : 約 9.8cm 胴幅 : 約 12cm
[重量]
香炉 : 約 488g 火舎 : 約 150.5g