六代 清水六兵衛 青華(染付)竹汲出茶碗 五個入 純銀製岩肌茶器揃 托子・茶壷・急須 仕立箱 1056.6g

六代清水六兵衛 1901-1980

五代六兵衛長男。京都市立美術工芸学校、京都市立絵画専門学校（京都市立芸術大学）にて京都画壇巨匠竹内栖鳳、山本春擧等に日本画を学ぶ。一度兵役につくが1925年復員。五代六兵衛に師事した。日展他の陶展の他、個展や展覧会でも活躍を魅せた昭和陶芸界を代表する一人です。作風は図案風や古典に学んだものと幅広く、三彩、玄窯、銹泑、古稀彩といった自身を代表する装飾技法をもちます。1962年日本芸術院会員任命。

六兵衛銘の碗は青華（染付）の素朴な作で、力強く自由奔放な筆致による竹図が描かれています。白磁が映える器で口は外へ大きく広がり、腰部には面取された連弁のような陰影がでており、高台の少し粗さがある造りも大変趣きです。高台内銘より六代六兵衛の作と考えられます。碗用の箱が付属しており天に書き付け、「六兵衛」の銘も見られます。
茶碗に合わせ純銀による茶器三点が仕立てられており、碗の箱ごと収納できるよう一つの箱に収められた作品です。
急須は横手。帯で素文の幅広横線を胴に入れ、石目肌にて仕上げられています。蓋摘みも見事な細工です。底に「純銀」刻印あり。茶壷・茶托も同手であり茶壷蓋は内蓋付きです。茶壷・茶托底部に「純銀」刻印あり。 【状態】
経年使用による擦れ傷、くすみあり。碗は高台に僅かな削げがあるものがあります。また口縁にヒビが見られるものもありますがそちらは釉薬がかかっております陶土のヒビです。 茶托・茶壷は少し擦れ傷が多く見られます。茶托縁に小あたりあり。 外箱にひび割れ、直しあり。透き間になにか詰まっているようでカタカタ音がします。


【サイズ】
茶碗 : 幅 約 8.1cm　　高さ : 約 4.6cm
急須 : 幅 約 16cm × 11cm × 高9cm
茶壷 : 幅 約 9.5cm　　高さ : 約 12cm
茶托 : 直径 約 11.6cm　　高さ : 約 2.2cm


【重量】
急須 : 約 184.6g（持ち手含めず）
茶壷 : 約 324.5g
茶托5客総重量 : 約 547.5g