明治時代-大正時代頃
英青堂 名人平野吉兵衛作 嵐山勝景図 純銀煎茶器揃 銀製品総重量2703.7g
初代三浦竹泉作煎茶碗添

平安（京）の金工【英青堂】銘による豪華な純銀を用い製作された煎茶器揃い。一点ごとに共箱が付属しており、名人【平野吉】の印が捺されております。
時代や京都の地の金工家と考えますと【平野吉兵衛（平野鋳金工房）】が想定されます。金属の錆びの研究で知られ、二代は国内展覧会や1925年パリ万国博覧会に「鋳銅水壷」出展などで活躍を魅せた金工家。
彫刻された絵は「嵐山勝景図」と通されたもので、絵替りの趣き深い景色が意匠されております。
又、同意匠で製作された焼き物の煎茶碗五客が名工「初代三浦竹泉」銘となっており、それこそ詳細書き付けや伝来等は現状確認できませんが、献上等の目的により明治から大正に掛け特別注文され揃えられたのだろうと考えられます貴重秀逸作です。

初代三浦竹泉1853-1915

渡邊政吉（駒次郎）。三代高橋道八に師事。1883年に五条坂に窯を築く。有声居と号し後に篩月庵と号す。西洋陶器よりの影響等、自身の製作・釉薬開発に器用にそれら技法を取り入れ応用し、京焼に新風を吹き込む創作活動につとめる。得意手にも大きな幅を見せ染付・祥瑞・吹墨・色絵･金襴手など多彩であり、シカゴやパリ万国博覧会でも好評を博した。文人（田能村竹田ら）との交流も盛んであり、造詣も深く書画や和漢対照陶説の作品も残している。


道具はそれぞれに共箱が付属しており、真塗網代編張器局に収納されております。無銘作ですが網代を張る意匠や七宝焼による桜坐等、こちらも見事な作域です（棚板・敷き板付き）。更に器局の箱も付属しています。

・英青堂作 純銀湯罐
・英青堂作 純銀水注
・英青堂作 純銀托子 五客
・英青堂作 純銀建水
・英青堂作 純銀茶壷（一対）
・英青堂作 純銀茶注（唐木手）
・英青堂作 純銀香合
・英青堂作 純銀茶合
・初代三浦竹泉作 煎茶碗 五客

・真塗網代張器局（無銘）

商品状態[クリックしてオープン]

【状態】
煎茶碗は1客口縁にニュウあり。湯罐の手取り付け元に腐食くすみあり。水注に水を張り1日置いてみた所、手付け根部に滲みがでました。水を入れたままとすることはないと思われますが御注意下さい。
共箱は時代経年の為、僅かな染みがありますがキレイな状態です。しかし全て箱紐が切れております（切れている紐もオリジナルの貴重なものですのでそのままお付けします）ので御了承下さい。器局は網代・塗りに少し剥げが見られます。器局の外箱は経年傷みによりひび・反りがでており、蓋は桟よりずれてしまいますので御了承下さい。

商品サイズ[クリックしてオープン]

【サイズ】
・湯罐　幅 : 約 14.5cm × 12.5cm　高さ 約 17.5cm
・水注　幅 : 約 21cm × 13.7cm　高さ 約 14.5cm
・托子　直径 : 約 11.5cm　高さ 約 1.9cm
・建水　幅 : 約 11.7cm　高さ 約 8cm
・茶壷　幅 : 約 7cm × 5.5cm　高さ 約 9.5cm
・茶注（唐木手）　幅 : 約 11.6cm × 7.6cm　　高さ 約 7.3cm
・香合　直径 : 約 5.9cm　高さ 約 2.6cm
・茶合　全長 : 約 16.8cm
・煎茶碗　口径 : 約 7.8cm　高さ : 約 4.4cm

・器局　幅 : 約 47cm × 30.5cm　高さ : 約 40cm

商品重量[クリックしてオープン]

【重量】
・湯罐 : 約 413.5g
・水注 : 約 613.5g
・托子（5客） : 約 452g
・建水 : 約 391g
・茶壷一対 : 約 493g
・茶注（唐木手） : 約 130.1g
・香合 : 約 118.5g
・茶合 : 約 92.1g

詳細画像(器局・全体像)[クリックしてオープン]

詳細画像(水注)[クリックしてオープン]

詳細画像(湯罐)[クリックしてオープン]

詳細画像(建水)[クリックしてオープン]

詳細画像(茶壷)[クリックしてオープン]

詳細画像(茶注)[クリックしてオープン]

詳細画像(茶合)[クリックしてオープン]

詳細画像(香合)[クリックしてオープン]

詳細画像(托子)[クリックしてオープン]

詳細画像(三浦竹泉 煎茶碗)[クリックしてオープン]