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明治時代 尾張七宝の名工 権田広助 白龍園 里山図 七宝花瓶一対 高さ31cm 化粧ボックス付き
製造元 : 日本 |
価格 : 800,000円(税込) |
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JAPAN
【権田広助】(1865-1937)
梶常吉、蘭人斎らの七宝焼きに倣い、文房具製作などから始まった明治時代の尾張七宝の名工の一人。同郷の塚本貝助らと並び称される。無線七宝の名人として秀でた作品を残しています。明治31年(1898年)美術展覧会出品。代表作として明治天皇御料車に使用されている七宝飾り等がある。
名品。本作は得意手の無線と有線を組み合わせているようで遠山などは無線で描き、前の景色の輪郭線には有線を用いています。又、川辺の岩などは素地自体を打ち出し盛り上げることで立体的に意匠されています。淡いクリーム地に白雪の被った山峯、のどかな風景は温かみがあり素朴ですが絵画のような意匠は作者の高い技術を感じさせる仕上がりとなっております。
花瓶は一対ですが両者の絵は違っており一点一点御堪能下さい。水車小屋や竿を肩に家路に付く人物など趣きある景色造りは圧巻です。底部に銘あり。化粧ボックス付き。
【状態】
時代経年による擦れ傷、小錆び、くすみがありますが大きな傷みはみられません。
【サイズ】
高さ : 約 31cm 幅 : 約 18cm
[重量]
約 2072g / 2056g