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江戸時代後期 和時計 彫金花唐草模様真鍮製 稀少な振子式回転文字盤枕時計(時斗箱)唐木黒柿ガラスケース浪花亭蔵
製造元 : 日本 |
価格 : 1,500,000円(税込) |
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日本
西洋から伝わった機械時計が日本独自に変化を遂げた和時計の一つであります「枕時計」。美術品としても高い芸術性を備えており、世界的にも高い評価を受ける御品。
本品は棒天符や円天符ではなく小さな振り子がつけられており、針が進む形ではなくからくりのように文字盤が回転するようになっています稀少タイプです(文字盤は割り駒であったようですが現状接着された跡があり、文字は動かせません)。
前面には文字盤の上に小さな窓が二つあり「午」「辛」と文字が見えています。干支を表したものと考えられますが残念ながら狂いが生じているようです(機械内部からの修正が必要なようでこちらでは動かすことができず)。
イエローの重厚な輝きを魅せる真鍮への装飾には、金工彫金花唐草模様が西洋時計に劣りなく豪華に飾られ高級感に包まれております。
時代作ですので正確性等は除外いたしますが、ゼンマイを巻くことができ時打つ機能も生きています可動品です。当然鍵巻きも付属です(2本添えられておりましたが一つは小さく使用できません)。唐木・黒柿に時代ガラスがあてられた側(ケース)は嵌めこみの甘さや補修等もありますが趣き深く仕立てられています。前後の二面が抜き差し扉です。
保管箱が付属しており、蓋見返しには「時安○(政?)七年 春二月日 時斗箱 浪花亭持」と書き付けあり。旧所蔵品です。
様式自体も貴重な逸品でありますので是非ご入手いただきご堪能下さい。
【状態】
経年使用による汚れ、擦れ傷、くすみあり。文字盤の割り駒は接着されています。進みや時打ちの正確性は御了承下さい。時計修理(メンテナンス)・側(ケース)の補修跡は当然ございますがしっかりとした可動品です。
※可動状況等は出品時のものです。精密機械でありますので経年により変化が考えられますことは御了承下さい。
【サイズ】
時計側 幅 : 約 16.5cm × 11cm 高さ : 約19.7cm