三越製 黒川義勝 純銀 茶器揃
鍛金 鎚目岩肌石目 輪線文 四点

黒川義勝 1867-1949

東京金工、鍛金。下谷、仲御徒町。帝室技芸員の塚田秀鏡との合作等があり明治から昭和期に活躍した名工。



お品には「義勝」銘の他、「三越製」の銘も見られますので、三越の美術工芸部門が主体に時代の名工を選出し、 製作された逸品であろうと思われます。 金工家銘の下には花押があり、その下には「純銀」刻印、急須の横手に象牙を用いることからも高級品である事がうかがえます。 お品は湯沸、急須、茶托×5、盆の4点。輪線に石目の打ちが統一された意匠です。 湯沸・急須は砲口、急須の漉しは七宝模様でよい造りです。 盆は木地、縁に石目、松形手穴にも銀縁が装飾さております。 付属の箱は前蓋が紛失している為、盆が収納できませんが、他道具は収納可能です。 盆には刻印がございませんが同一の揃いと考えられます。

[状態]

経年使用により、汚れ、擦れ傷、くすみあり。 茶托は底が少し膨らみがあるような造りです。 盆は縁にへこみがあり、少し浮きが感じられます。盆は縁にへこみがあり、少し浮きが感じられます。繋ぎに若干の開きあり。 箱は蓋なし。内蓋の摘みは少し欠けが見られ、足の向って左側桟は紛失しています。

[商品サイズ]

湯沸 幅 : 約 14cm × 11cm × 高さ16.5cm 385.5ｇ
急須 幅 : 約 14cm × 1.2cm × 高さ8.7cm 202.3ｇ
茶托 幅 : 約 10.2cm × 10.2cm × 高さ1.6cm 368.5ｇ(5枚)
盆 　幅 : 約 35cm × 26cm × 高さ3.8cm 460.5ｇ