九世 中川浄益 南鐐 銀 柑子口花瓶 1478g 共箱付き

中川浄益

千家十職。飾師。
桃山の頃、初代中川与十郎が越後国高田にて武具を手掛けていたが、利休の依頼により湯沸を製作。
好評を得て茶道具の製作を始める。
二代になると千家に出入りし、代を重ねるごとに確かな仕事ぶりをみせ名声を高めていく。
精巧な金物茶道具を得意としたその技は代々継承されている。
2008年に十一代が死去した後は空席となった。


共箱が付属しており、九代 中川浄益(1849-1911)の作、
明治時代頃の製作であることが確認できます。
柑子口という口が丸く膨らんだ古くから伝わる器形。
全体的にずっしりと幅があり、銀製ですが重厚感のあるしっかりとした造りです。
底に「中川浄益造之」刻。
共箱付き。

【状態】

時代経年による擦れ、傷、くすみ等あり。
一晩水を張り置きましたが、漏れはありませんでした。
箱は焼け・染み、紐の切れ等、経年傷みがでております。

【サイズ】

高さ : 約 27cm　　幅 : 約 13.5cm

【重量】

約 1478g

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